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短い文章で満足している自分が嫌になってきた
断片的な思考を書き留めて僕の文章はただのメモになり下がっている
バラバラな思考を統合し、それを詳細にまとめることで自分というものを表現出来る
それなのに僕は異なる思考を異なるものとして割り切ってしまっている
このまま外に向かって発散し続けてしまえば自分というものを自認することはない
今僕が生きている理由はきっと自己の確立と表現だからしっかりとまとめ直さなければならない
僕はずっと映画を撮りたいと思い続けている
この間、健全な地域団体が主催する映画制作の企画に応募してしまった
そんなところでクオリティが高いものが作り出せるとも、したいことが出来るとも思わないけど、それでも僕は作りたかった
ただ、いつかは僕と同じような人が出演して、僕と同じような人の心に残るものを作りたい
僕と同じじゃなくても、生きることが苦しい人が苦しい時に思い出すものを作りたい
救済できるなんて思ってないけど、思い出してもらえるくらいのものを
別に人が死ぬことを止めたいわけじゃない
生も死も所詮そこに存在するだけの概念だから全て背負えるなら死んでもいい
きっと多くの人が幸せな瞬間、状態でふと死にたくなることがある
幸せなんて死なない条件になり得ない
だけど、だからこそ、誰の死も止めることが出来ないからこそ意味が無いからこそ僕は作りたい
無駄をないがしろにする人間にはなりたくない