「きっと君がドン引きするくらい僕は君のことを考えてしまっているよ。」

「ドン引きなんてしないよ。私もおんなじだから。」

一昨日の夜、彼女はきっと寂しかった。だから僕への愛を伝えてくれた。

ただ、それは一時的な感情の上昇による誇張表現に過ぎない。

僕は何度も何度も浮かれてその度に精神が蝕まれるのだ。

「僕の気持ちを全て伝えたら君は気持ち悪いとさえ思って、僕を嫌いになるんだ。」

「全部伝えてよ。好きな人からの好意が気持ち悪い訳ないよ。」

その言葉を今回も信じてしまった。

僕はまた性懲りも無く何度も飛躍しすぎている胃もたれするような痛々しい文章を感情のままに送り付けてしまった。

彼女は受け入れ続けてくれた。

でも

「帰ったらすぐあいたい。」

と言うと

「お、おお」

と返ってきた。

彼女は特に今愛に飢えてなくて、寂しくもないのだろう。傲慢なことにこの間の態度を求め、彼女に愛を枯渇して欲しいと思ってしまった。

ただ、きっと彼女はそろそろ面倒くさいと思っているし、なんでこの人はここまで会いたいんだ?と疑問を持っているだろう。

1度愛を向けられると愛を与え続けることが辛くて堪らなくなる。

片想いであれば僕はただ好きでいることを楽しめ続けるのに、どうして付き合ってしまって相手からの愛に慣れてしまうんだろう。

どうして好きでいられる幸せを感じ続けられないんだろう。

ずっと苦しいな、きっと彼女なんて居なくても、好きな人なんて居なくても面倒くさすぎて自分なら絶対関わりたくない

性格のせいで死にたいばっかだろうな